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2015年1月11日 (日)

http://ja.wikipedia.org/wiki/第152回直木三十五賞

第152回直木三十五賞

第152回直木三十五賞(だいひゃくごじゅうにかい なおきさんじゅうごしょう)とは、2014年(平成26年)6月1日~11月30日(2014年下半期)に発表された新人・中堅作家の大衆文芸作品を対象にして行われる文学賞のことである。「第152回直木賞」とも呼ばれる。

正確には152回目ではなく、「第21回」が1945年(昭和20年)上半期と、1949年(昭和24年)上半期(戦後中断期間含む)の2度発表されているため、153回目の直木賞である。

開催経緯

主催は、出版社の株式会社文藝春秋と関係の深い[要検証 - ノート]公益財団法人日本文学振興会。もともと直木賞は、1935年(昭和10年)上半期より年に二回ずつ開催されていたが(第6回までの主催は直木賞選考委員会)、1944年(昭和19年)下半期を最後に、戦争および戦後まもなくの混乱のため[独自研究?]中断。1949年(昭和24年)に復活して以降、社会的にその開催を待望する声があがったことは一度もない[要出典]が、とくに中止する理由もないことから、惰性で第152回も開催されることが決まった、と言われている[誰によって?](ただし現段階で、第152回直木賞の開催理由は公式に明らかにされていない)。

2015年(平成27年)1月15日に、9名の選考委員(後述)による最終選考会が、東京・築地にある料亭「新喜楽」2階で行われる。選考会は非公開。

候補作(最終予選通過作)

最終選考会に先立つ2014年12月20日、報道機関を通じて最終予選通過作が一斉に発表された。青山文平『鬼はもとより』(徳間書店刊)、大島真寿美『あなたの本当の人生は』(文藝春秋刊)、木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋刊)、西加奈子『サラバ!』(小学館刊、上下巻)、万城目学『悟浄出立』(新潮社刊)の5作品(著者名五十音順[要出典])である。作品の質とは関係なく[要検証 - ノート]文藝春秋の書籍が2つも選ばれている点が特徴。これらが選ばれた理由・背景について、すでにさまざまな論者[誰?]が分析しているものの、すべて臆測でしかなく[要検証 - ノート]、真の理由はわからない。

なお上記は、あくまでも「最終予選通過作」である。日本文学振興会が委嘱した文藝春秋の編集者たちが合議で決めたものであり[要出典]、最終選考会の冒頭、選考委員たちが了承してはじめて「候補作」となるのが通例[要出典]。そのため、最終選考会より前に「候補作」と表記するのは誤り、との説もあったが、第152回直木賞では多くの報道機関がこれらを「候補作」として発表した。真偽は不明である。

上記作品はすべて書店で販売されている。近年の直木賞の人気低迷を受けて[独自研究?]、主催者や「ニコニコ」(後述)を運営するドワンゴ/ニワンゴが、インターネット上で各作品の冒頭のみを無償公開した。公開されたのは一部分だけだったが、選考委員たちも結末のわからないこの状態のものを選考するらしいと誤解するユーザーが急増し、社会問題となった。[疑問点 - ノート]

直木賞では事前に、選考と直接関係のない第三者たちが当落を予想する行為が慣例化している[要出典]。予想結果の正誤が真剣に問われることはほとんどなく、おおむね遊戯的なものである[疑問点 - ノート]。そのため、候補作をまったく読まない(あるいは一部の作品しか読まない)上で立てられる臆測、希望なども「予想」として認められている。[独自研究?]

近年では、直木賞に注目しているならば当然「予想」をするべきだ、という状況が生まれ、事前に予想をしないで直木賞を語る者は卑怯だと、なかば予想を強要する「直木賞予想ハラスメント(ヨソハラ)」も発生している。[疑問点 - ノート]

第152回直木賞の場合、今回で5度目の候補となる万城目学の作品、2度目の候補となる西加奈子の作品を、受賞するだろうと予想する数が一般的に多い[要出典]。ただし、これは作家の知名度に比例した結果でしかないという観測もあり[誰によって?]、信用できる予想かどうか活発な議論がなされている。[疑問点 - ノート]

また、直木賞では時代小説が有利、との有力な説[要出典]を理由に、青山文平と木下昌輝の作品を、受賞に予想する声もあった。とくに木下作品は文藝春秋から刊行されており、主催側の寄せる期待も高い[要検証 - ノート]ため、その意を汲んだ選考委員たちが票を投じるのではないか、といういわゆる「裏取引」説を唱える声も根強くある[要検証 - ノート](「裏取引」説については、「第89回直木三十五賞」を参照のこと)。しかしこういった指摘は、根拠が薄弱[独自研究?]で、「妄想予想」とも呼ばれて軽蔑の対象となる[疑問点 - ノート]ため、現在では、一部の掲示板を除き、ほぼ行われていない。その点では、大島真寿美作品も文藝春秋の刊行だが、大島作品に対しては、以前からの愛読者が送る応援の意味合いの予想が混在している、という見方がある。[誰によって?]

選考委員

最終選考会に出席するのは、浅田次郎(8年・16期目)、伊集院静(4年半・9期目)、北方謙三(15年・30期目)、桐野夏生(4年半・9期目)、高村薫(1年半・3期目)、林真理子(15年・30期目)、東野圭吾(1年半・3期目)、宮城谷昌光(15年・30期目)、宮部みゆき(6年半・13期目)の9名。司会進行は『オール讀物』編集長が行う。[要出典]

選考委員は全員、生身の人間である。一貫した批評眼や選考基準はない[独自研究?]。そのことはしばしば批判の対象になる[誰によって?]が、批判する側[誰?]にも、他人のことを語れるほどの一貫した主張があるわけではない[独自研究?]ため、選考委員が外部からの批判を気にすることはない、と言われている。[誰によって?]

また現在では、選考委員を中傷する場合は、「上から目線だ」という、印象を全面におしだした感情的な表現でののしる例が多い。[疑問点 - ノート]

選考委員による選評は『オール讀物』2015年3月号に掲載される予定である。選評には、選考会での発言とはまったく違うことが書かれていることも珍しくなく[要出典]、選評は、外部から直木賞のことを興味本位で見て発言する者たちを煙に巻くためのもの、と位置づけられている。[疑問点 - ノート]

メディアへの露出

受賞決定後は、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットニュース(個人によるブログ、Twitterへの投稿も含む)など多方面で報道され、話題に上げられることが確定している[要検証 - ノート]従来から[いつから?]他の文学賞に比べて、直木賞(および芥川賞)の二賞だけ、この露出度を維持しているが[要出典]そこに特別の理由はなく、やはり惰性である。[要検証 - ノート]

受賞者の記者会見は、ニコニコ生放送で中継される。受賞した作家や作品に関わりなく大きく報道されるため、多くの場合、これを嫌悪・中傷・罵倒・誹謗する声があがる[要検証 - ノート]通常は、それら批判的な盛り上がりも合わせて「話題となった」と解釈される[独自研究?]ため、この賞に利害関係を持つ者[誰?]のあいだでは、世間からの批判は歓迎されている[要出典]

受賞者は、『オール讀物』2015年3月号で大きく紹介される。加えて、TBS系列「王様のブランチ」、『週刊文春』連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」に優先的に登場する権利が与えられる[要出典]さらに話題性があると認められると[要検証 - ノート]月刊『文藝春秋』にもエッセイやインタビューが掲載される。SF翻訳家・書評家の大森望と面識がある場合には、「ラジカントロプス2.0 文学賞メッタ斬り!結果編」のゲストになる可能性も高くなる[独自研究?]

また、受賞者がメディアで取り上げられるのは一定期間に限られており、その露出が長続きすることはほとんどない[要検証 - ノート]。そのため、一般的に「直木賞は前回決まった受賞者さえ、すぐに忘れられる」といった表現を使って、自分の記憶力の低さや、直木賞に対する自分の関心の薄さを誇示する人も多い。[疑問点 - ノート]

反応

候補作を刊行している出版社、一部の[要追加記述]大型書店、または文学賞に関心のある奇人など[誰?]を例外として、選考会が行われるまでの反応は、ほぼ皆無と言っていい。[疑問点 - ノート]

評価

主催の日本文学振興会は「日本の文学を担っていく期待の受賞者が誕生した」と言い[要検証 - ノート]、読書メーターでは「受賞作と聞いて読んだけど期待したほどではなかった」という感想文が並ぶ。[要検証 - ノート]

参考文献

  • 『オール讀物』2015年1月号(候補作の冒頭抄録と、候補作家全員のインタビュー記事が掲載されている)

外部リンク

 という内容の項目をつくったところ、ご見識をもって取り締まっていらっしゃる方々から上記のようなタグがバシバシ貼られ、気づいたら項目そのものが削除されていました……。

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コメント

ゴールデンラズベリー賞ですら各回の個別記事があるわけですから、直木賞にあっていけない理由はないですね。
内容はともかくw

投稿: 毒太 | 2015年1月12日 (月) 10時01分

毒太さん、

そのうち各回ごとの項目が立つようになったら嬉しいです。

(例によって例のごとく、直木賞よりまず先に芥川賞のほうばかりがどんどんつくられていく、
 という、ワタクシにとっては心臓に悪い展開が待ち受けてそうですけど……)

投稿: P.L.B. | 2015年1月13日 (火) 00時01分

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