有馬頼義(第31回 昭和29年/1954年上半期受賞) 「昔は直木賞をとっても注文ひとつ来なかった」伝説は、どこまでほんとうか?
有馬頼義。『終身未決囚』(昭和29年/1954年5月・作品社刊)で初候補、そのまま受賞。『崩壊』でのデビューから17年。36歳。
※こちらのエントリーの本文は、大幅に加筆修正したうえで、『ワタクシ、直木賞のオタクです。』(平成28年/2016年2月・バジリコ刊)に収録しました。
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